社団法人 学士会福岡支部
       <九州学士会>  




和栗 雄太郎(九大名誉教授)
 学士会福岡支部のボランティア活動の一環として福岡市立友泉中学校で”社会人講話”の催しが企画され、私も講師の一人として参加する機会を得たので、その折の寸感を述べたいと思う。
 去年七月に学士会福岡支部から”社会人講話”についての講師募集があり、その趣旨に大いに賛同したので、直ちに応募した。
今回は、日本の科学、技術を支える上で最も大切と思われる独創性の涵養ということをテーマに選び、独創性を身に付けるには、当然ながら日頃の基本的な勉強が大切なこと、他人の考え方も自分の頭で納得するまで考えた上で自分のものにする必要があることなどを説明し、私自身中学生の頃に発案した先駆的な飛行機を話題に”少年技師の夢”について語ることにした。
 話しながら感じたことは、生徒が皆、目を輝かせて講話を聴き入り、一言半句も逃さぬようにとノートにメモする鉛筆の音が、静かな教室に心地よく響いていたことである。講話の後の質問も極めて熱心で、また意欲的でもあった。
 当日は、講師の控え室からそれぞれの教室への送迎、講師のプロフィール紹介などもすべて生徒が自主的に行い、礼儀正しく大変気持ちがよかった。率直に言って嬉しい誤算であった。
 これも友泉中学校の校長先生はじめ担当の諸先生方の日頃のご薫陶の成果と思われ、そのご努力に深い敬意を表すとともに、この分なら日本の若者の将来も望みなきにあらずと意を強くした次第である。
 後日、生徒代表から丁重な礼状が届いたが、私が話した内容を正確に理解してくれており、また少なからぬ影響を受けたことがよみとられ、講師を引き受けた甲斐があったと喜んでいる。
友田 浩(元西日本新聞論説委員)
よい企画でした。私も初めて中学生に話をしていい経験になりました。
 感想というか、印象というか、まず感じたのは、生徒に対する学校側の事前準備が、行き過ぎではないかということです。
 生徒は極度に緊張しており(後で学校から送っていただいた写真を見てもわかります)、講話の後の質問についても、誰が、どのような内容の質問をするかが事前に決められていたように思われます。だから、型通りの質問しか出ませんでした。(学校側、あるいは先生方の答えがほしいです)。
 もう少し生徒の自由な判断に任せ、講師の話の中で興味持った部分について、誰もが自由に質問できるようにすべきです。
 もちろんこれは、講師が生徒の興味をひきつけられなかったせいかもしれません。それはそれで、私としても課題にしています。
安田 嘉明(福岡銀行 調査室長)
 平成14年2月2日午前9時30分、小春日和の中、福岡市立友泉中学校の丘に学士会会員有志11人と会員外6人合計17人が集まった。今年度から始まった学士会の「社会人ボランティア講師派遣」事業の第1回目は、福岡市立友泉中学校にて中学1年生を対象としたものだった。
 当日、友泉中学校野田吉重校長からご丁寧な感謝の言葉を頂き、各の皆様共に社会人講話講師を勤めましょう。
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